心不全の予防と治療

  • HOME>
  • 心不全の予防と治療

心不全の治療について

心不全の治療は急性期と慢性期では異なります

心不全の治療は急性期と慢性期では異なります

心不全とは、様々な病気が原因となり、心臓のポンプ機能が弱まり、充分な量の血液を全身に送れなくなり、血液のうっ血が起こっている状態のことです。
その原因となっている高血圧、心筋梗塞、弁膜症などの病気を治療することももちろん大切なのですが、心不全を引き起こす要因(貧血や感染症、水分や塩分の過剰摂取など)の改善も必要になります。
心不全には急性期と慢性期があり、それぞれで治療法は異なります。

急性心不全の治療法

急性心不全の治療は、心筋梗塞が原因であれば、心筋梗塞の治療を優先させるといった原因となる病気の治療が優先されます。
過剰な水分がある場合には、利尿剤を使用し水分を体外に排出させたのちに、食事等において水分や塩分制限を行います。

慢性心不全の治療法

慢性心不全は、原因となる病気やその他の引きおこす何かの要因が契機となり発症することが多いです。
普段服薬しているお薬の飲み忘れ、水分の過剰摂取、感染症による発熱などが原因で、心臓に負荷をかけ慢性心不全が急性増悪すると、入院治療が必要な場合もあります。
原因となる病気の治療ももちろんのこと、そういった誘因を特定し改善していく必要があります。

心不全は予防できる病気です!

心不全の予防は、原疾患の治療と引き起こす要因を取り除くことです。
適度な生活習慣と運動を基本として治療をしていきます。

心不全を予防するための一番重要な治療は高血圧の治療です

高血圧症が原因の心不全は、心不全の3大原因の中で2番目に多いため、高血圧が心不全をおこす危険性が高いともいえます。
虚血性心疾患による心不全も多くみられます。
虚血性心疾患の予防には、動脈硬化の予防が大切であり、虚血性心疾患を引き起こす危険因子である高血圧、喫煙、高脂血症、糖尿病のコントロールなどが必要です。

再発予防のためには、定期的な検査も必要です

① 3ヶ月に1度のペースで受けていただくことが好ましい検査

  • 心臓の聴診
  • 心電図…原因の病気の変化や新たな不整脈の出現の有無などを確認
  • レントゲン…心臓のCTR(心拡大)、肺うっ血、胸水の有無を確認
  • 採血

など

② 少なくとも1年に1回受けていただきたい検査

  • 心臓エコー検査

心不全の原因の病気の進行がないかどうかを調べるために行います。
左室収縮力(LVEF)、左室径、左房径、下大静脈径を確認していきます。

心不全の治療も予防も秋田医院にお任せください

心不全の治療も予防も秋田医院にお任せください

心不全は治療をしなければ生命に危険を及ぼす可能性のある状態です。
心不全が疑われる場合は、お早めに当院にまで相談ください。
当院では、循環器内科の専門医による治療や再発予防のご相談が可能です。
また心不全と診断された方のために、予防のための心臓リハビリテーションや緩和ケアにも力を入れています。